−石斛とは−

 長生蘭は、セッコクi(石斛)と呼ぶ蘭科植物が、突然変異で変化したものです。
野性のセッコクが、園芸種である長生蘭として栽培されるようになったのは、15世紀中ごろで、それ以前は薬草(漢方薬)として珍重されていました。
その後、古典(伝統)植物の一分野として長い問、多くの愛好家の手で、大切に栽培されてきました。現在では、長生蘭・原種のセッコク花物ともに種類が増え、手軽に楽しめるようになりました。


一清楚で気品あふれる長生蘭・セッコク花物の魅カー


 長生蘭・セッコク花物の種類は数百種にのぼり、それぞれ際だった特徴に、清楚な気品を兼ね備えています。その魅力とは、花・香り・葉及び茎の姿などがあげられます。
*花
 4月から5月にかけて、白色・淡いピンク・紅色・紫色・黄.色・緑色など多彩で可憐な花を付けます。花の形も、一重咲き・八重咲き・三弁花・チャボ花・兜咲きなどさまざまです。

*香り
 可憐な花からは、東洋蘭独特の芳香を放ちます。その気品溢れる香りは、心を和ませます。

*葉及び茎の姿
 木姿を楽しむことができるのも、大きな魅力の一つだといえます。葉の斑には、覆輪・中透け・縞・散り斑・虎斑などがあり、葉の形には、羅紗葉・コンペ・甲竜・千鳥芸・牡丹芸などがあります。茎(園芸用語で矢という)には、透け矢・飴矢・樽矢・太軸・細軸などがあります


一栽培のポイントー

 長生蘭・セッコク花物は、日本の原野に自生している植物ですから、栽培も簡単です。

*置き場所
 降霜のない季節は、風通しがよく、日当りのよい出窓などが最適です。ただし、7月から8月の盛夏は、スダレ等で、直射をさけて下さい。降霜の季節は縁側などにとり込んで下さい。

*植替
 桜の蕾がほころび始める頃が理想ですが、春から秋にかけていつでもよいでしょう。

*灌水
 水ゴケが乾燥したら、たっぷり水をかけて下さい。大体夏場は、3〜4日に一度、休眠する冬場は、一週〜二週間に一度程度が目安になります。

*肥料
 空気中や、白然の雨水などに含まれる微量な栄養でも十分生育しますが、遅効性の肥料として、成長をはじめる春、ごく少量のマグアンプを一度置くと最適です。